【2020年1月開催】和菓子擬人化106人展

◆展示概要
和菓子擬人化106人展
106名のアーティストが、和菓子から得た着想で制作した人物画を展示する企画「和菓子擬人化106人展」。日本で日々進化する「擬人化」という表現技法と106名のアーティストが出会った時、どのような作品が生まれるのでしょうか?ぜひ会場でお楽しみください!

会期 2020年1月2日 – 1月31日 11時 – 18時(木– 日・祝のみ営業)
会場 Picaresque Gallery(ピカレスク・ギャラリー)
住所 東京都渋谷区代々木4-54-7(Google Map
最寄駅 小田急線・参宮橋駅、京王新線・初台駅

◆参加アーティスト
asamiru / 芦屋マキ / 東志織 / あべせいじ / 天森檜 / 有坂はるな  / いうばね / いずみ じゅん / いだちえみ / いわいみやこ / 岩本かおり / うだ / 宇燈 / 海野カイリ / UME’s / emi / 小山 佳菜子 / かづいせ / kaibousya / COW / 金杉 紗椰 / 花洛(からく) / からんころん / Gioco. / 木村智博 / 急行2号 / くり / kurumi / KAZZ / クロマルカオリ / 河野由美子 / コウヤ / こくぶUUUん / 五畳まこ / cononeco / ごは / 駒澤零(コマサワレン) /こまつたかし / 櫻井更紗 / 櫻井 美里 / th.theta / サツキペータ / さむにご / 貳來  / sio. / 柴トラ夏子 / しまぶくろえみ / しゃも / すずきあやえ / 高木弘之 / たばやん / 玉川椿希 / Tamu.w.aki / ちん / つきのこ / 土屋悠 / 椿つばる / 照留セレン / とがわまい / 巴(ともえ) / 富山恵美子 / 泥靴 / 中澤里帆 / 奈倉珠生 / 屑月塵 / なつの / 野沢栄子 / / ぴのこ / 昼間 / hiro_bouzu / フタツキ / 淵゛ / 冬寄 かいり / ぺちか / 星宮 みう / mai / マキシマハナ / みかちん / msy. / みとべみく / myaaco / 三好愛 / MIWAEL / mog / もり いちか / もろぴーちゃん / もんちほし / ヤカズラ / 八木恵子 / 山本紀 / ゆかいゆか / ユタトミ / ゆゆちか / yun / yo / よこぜきしげる / 横田紗礼 / よるのあき / Rin / わたなべとまり / 渡辺萌 / watari

◆参加アーティスト 在廊日時
アーティストの在廊予定をご紹介します。
記載日時は現時点で確定している在廊予定期間であり、該当期間の全日時に各アーティストの在廊があるわけではないこと、予めご了承ください。
▷詳細な在廊日時は11月頃を目安に発表予定。お楽しみに!

・2020/1/2~1/5(11:00~18:00)
星宮みう、奈倉珠生、cononeco、もり いちか

・2020/1/9~1/12(11:00~18:00)
ゆゆちか、なつの、河野由美子、ヤカズラ、淵゛、芦屋マキ、yun

・2020/1/16〜1/19(11:00~18:00)
いだちえみ、駒澤 零

・2020/1/23〜1/26(11:00~18:00)
岩本かおり、しまぶくろ えみ、kaibousya、からんころん

◆参加アーティスト紹介記事
▷適宜更新いたします。お楽しみに!

◆企画者の言葉

「擬人化」という表現手法は、現代の日本で絵を描いているアーティストであれば、慣れ親しんだものではないかと思います。

今回、そんな「擬人化」という手法を用いた企画展「和菓子・擬人化・展」の参加アーティストを100名募集したいと思います。

擬人化の対象はタイトルの通り「和菓子」。
絵のサイズはハガキサイズで、アーティストの皆様には各々好きな和菓子を選んでいただき、それを擬人化し描いていただきます。

なぜ擬人化か?
擬人化は現代日本において、主にサブカルチャー業界を舞台に独自の発展を遂げています。2000年代以降、「アニメや漫画が好き」と公言することの社会的リスクが徐々に減ってきたことも影響してか、駅やコンビニなど不特定多数の人が利用する施設内に、擬人化コンテンツを用いたPR素材を目にする機会も増えてきました。
擬人化キャラクターのキーホルダーをカバンにつけている中高生と話しをしてみても、自身の趣味嗜好を学内ヒエラルキーで潰されることなく、のびのび楽しんでいる印象を受けます。

「擬人化」の主なアウトプット先として「平面」があり、それはもしかすると「絵画」の「平面」よりも幅広い年代や領域において鑑賞、消費されているのかもしれません。日本に暮らす人々が日常的に「鑑賞」しているものの内訳を想像するに、独断的ですが「絵画」よりも「擬人化」の「平面」の方が多いのではと感じる時もあります。

それはもしかすると、日本で生まれ育ったアーティスト、特にアニメ漫画をきっかけにアートの世界に足を踏み入れた方にも当てはまるバックグラウンドかもしれません。

日本のアーティストのアイデンティティ形成においてアニメ漫画は殆どの場合、何かしらの影響を与えているものと私は考えています。その中には「擬人化」も含まれており、ある種日本のアーティストはアニメ漫画ネイティヴであると同時に、「擬人化」のルールやコツを感覚的に掴んでいるのではないか、と推察しています。これはアメリカやドイツ、中国で生まれ育ったアーティストにはない大きな能力なのではないかと思います。

著名なシェフが絵画作品に影響を受け挑戦的なレシピを完成させるように。ジャーナリストが名曲に励まされ危険な地域で苦しむ人々の声を届け続けるように。一つの事象を別の何かに変換することで、社会に新たな解釈が誕生することは本当に素晴らしいことだと私は思います。

美術大学などで培った技術力と、日本で生まれ育ったことにより人知れず育まれた擬人化能力が合わさることで、まだ誰も見たことのない「アート」が誕生するのではないか、そう期待しています。

そして、その作品群の鑑賞を通じて国内外の人々に、日本で独自に進化した表現手法「擬人化」が、一つの魅力的な文化であり、現代の日本を生きるアーティストの力強さを証明する根拠になればとても嬉しく思います。

なぜ和菓子か?
現在の擬人化は特に「萌え」の要素が多く含まれると言います。

「萌え」とは
もともとマンガ・アニメ・ゲームなどの少女キャラなどに疑似的な恋愛感情を示す言葉だったが、一般化するにつれ、単に何かが好きな様子を指す言葉になった。
出典 コトバンク

「擬人化」をテーマの主軸に設定する上で、より現在性を高めた展示コンセプトにする必要があると考えました。

何かを好きになると人の味覚のうち「甘味」を感じる舌の神経が活性化する、という研究結果を昔読む機会がありました。それ以外でも、恋をしている時の心地を「甘い気持ち」と表現されていることがあります。

人は昔から、何かを好きになる気持ちと甘味の関連性に感覚的に気づいていて、科学的にもそれが証明されつつあるようです。

日本で生まれ育ったアーティストに親しみのある、また日本独自の甘物を想像した時に真っ先に思い浮かんだのが「和菓子」でした。

以上の経緯から、企画展「和菓子・擬人化・展」を開催することに致しました。

日本で暮らし活動してきた、してゆくアーティスト一人ひとりの新たな魅力を発見するような、昔から心のどこかにあったような感覚と再会するような、そんな機会になれば幸いです。そして、それぞれのアーティストがどの和菓子を選び、どのように擬人化されるのか、ぜひご期待ください!

ピカレスク松岡詩美