【こども絵画コンクール】1億年後の動植物と私

2021/04/04 by

2021年8月10日(火)~8月22日(日)に、東京・代々木に位置するアートギャラリーピカレスクにて、子ども向け絵画コンクールを開催します。テーマは「1億年後の動植物と私」、出品は小学生~高校生まで受け付けます。ご出品いただける方へは、作品制作セットを希望者にお送りいたします。ぜひご参加ください。

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◆目次
◆出展者のお子様向け 企画者の言葉
◆本コンクールのコンセプト
◆出展・開催概要

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◆出展者のお子様向け 企画者の言葉

2021年の1億年前は、みなさまご存知の通り恐竜の全盛期でした。

それが、ある日突然、宇宙から落ちた隕石によって恐竜は全滅しました。

第二次世界大戦時、当時のドイツはヒットラーを筆頭にユダヤ人の大量虐殺を行いましたが、それでもユダヤ人たちは必死に耐え抜き、現在もなおその命を繋いでいます。

ユダヤ人の強靭さについてここで多くは語らないにしても、当時の恐竜たちは朝目覚め、いつもの昼食を楽しんだりする最中、自分たちが「今日絶滅する」だなんてこと、夢にも思わなかったと思います。

もしかすると、その日に生まれた恐竜の赤ちゃんもいたかもしれません。

数時間後の未来が本質的に誰にもわからないように、2020年、地球がコロナに覆いつくされることは、誰も想像できなかったと思います。

それでも私たちは想像します。

ワクチンが開発されたら、夏のビーチでアイスクリームを友達と食べるのだと。

コロナが収束したら、家族みんなであの温泉地へ旅行するのだと。

世界が元に戻ったら、家じゅうのマスクを捨て、力いっぱい深呼吸するのだと。

世界が私たちの想像以上に「悪く」なるということは、世界が私たちの想像以上に「素晴らしく」なる、という事実の裏返しでもあります。

もしかすると2021年には、コロナ研究の結果、突如として不老不死の薬が開発されるかもしれません。

今後未来永劫、誰も死なず、また病気で苦しむこともない未来が訪れたら、いったいそれはどんな世界なのでしょう?

今回、もしそんな未来が訪れて「わたし」が1億年後も生きているとしたら、その世界の動植物はどんなものになっていて「わたし」はそこでどんな時間を過ごしているのでしょうか?

同時に、バタフライ・エフェクト、という考え方に沿うと、1億年後に「わたし」が生きていても、いなくても、想像以上に「わたし」という存在が世界に影響を及ぼしている、という考え方もできるかもしれません。

「1億年後の動植物と私」というテーマで、みなさまがどのような絵を描かれるか楽しみにしています。

ぜひご参加ください!

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◆本コンクールのコンセプト

【必ず絵が帰ってくる!子ども絵画コンクール】テーマ「一億年後の動植物」

ピカレスクはアートギャラリーとしてふだん、様々なアーティスト様の作品を個展、企画展、常設展を通じてご案内しています。
同時に、営業時間外には近隣の方向けの絵画教室を2年ほど前から開催させていただいております。

小学生のお子様を中心に開催している教室ですが、レッスンは主に「コンクール出展」を目標に作品を仕上げてゆくことが多いです。

それを通じて気づいたことは「完成作品を返却してくれるコンクールが想像以上に少ない」ということ。

中には返送料を支払えば返却してくれるところもありますが、まだまだ稀な印象です。大半のコンクールでは作品出品後、その絵と再会できることはまずありません。

その後の作品がどうなるかを明言している主催団体はないですが、恒久的に保管をするということを明言していないことから、恐らくは「破棄」されているのだと考えています。

一度、作品を直接搬入するタイプのコンクールがあり、その際 担当の方に「作品は審査後どうなるのですか?返却を希望した場合、手数料を支払ったら返却してもらえることはあるのですか?」と聞くと「絵が返却されることはありません。ご納得できないのであれば、出品していただかなくて結構です」とぴしっと言われ驚いたこともあります。

絵画教室を通じて、一生懸命、時間をかけて、また様々なチャレンジや創意工夫を重ねて出品作品を制作してきた子どもたちの頑張りを身近で見てきた身として、それが「コンクールで賞を取る」「評価される」上で避けては通れない道「作品破棄」という現実だとしても、あまりにも淋しいことだなと感じました。

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昔、父が詠んだ短歌を目にする機会がありました。
例えその道のプロでなかったとしても、一人の人物の創作物というものは、時を超えて様々な想いや影響を人々に与えるものなのだと思います。

母が、昔私が書いた作文や絵を「老後の楽しみに」と嬉しそうに取っておいている姿を見ると、やはり現在 絵画教室を通じて完成した絵を出品しているお子様向け絵画コンクールで作品が返却されない、ということに対しての気持は収まりません。

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そういった考えから、今回ピカレスクは【必ず絵が帰ってくる!子ども絵画コンクール】を主催することにいたしました。

本コンクールへの出展作品は必ずお子様のお手元に帰って参ります。

そして、参加費をお支払いいただきますと、絵を描いていただくキャンバスと絵具、筆や道具の使い方シートなどの作品制作セットをまずお送りいたします。キャンバス作品を制作する際に必要な道具やその道具の使い方が分からないお子様でもご自宅で簡単に自身の作品制作にチャレンジしていただけます

完成作品は出展後、ピカレスクギャラリー店内の企画展示用壁面に全て飾られます。そして会期終了後には、作品をご指定のご住所へお送り差し上げます。ご希望の参加者様へは、出展作品を別料金で額装の上ご返送差し上げることも可能です。

本コンクールへ出品するために制作した作品が、暖かな過去の記憶を紐解く扉として末永くお子様の日々の暮らしと共にあることを願っております。

ぜひご出展ください。

ピカレスクギャラリー松岡詩美

▷企画者・ピカレスクオーナー松岡詩美ついて知りたい方はこちら
▷ピカレスクの雰囲気を知りたい方はこちら:Facebook / Twitter / Instagram

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◆出展・開催概要

【必ず絵が帰ってくる!子ども絵画コンクール】テーマ「一億年後の動植物」

開催概要

会場: Picaresque Gallery(〒151-0053 東京都渋谷区代々木4-54-7)
展示会期:2021年8月10日(火)~8月22日(日)
企画:Picaresque Gallery

※本展はオンライン&東京・代々木のギャラリーにて開催いたします※
社会情勢によっては、オンラインのみの開催となりますこと、予めご了承ください
店頭開催時の会場は、東京都渋谷区代々木4-54-7のPicaresque Gallery内です。▷アクセス方法

◆募集要項

・作品点数
1点

・作品形態
キャンバス(木枠を布でくるんだもの)に描かれた平面作品でお願いします
キャンバスとは ▷ Wikipedia

キャンバス画面へ、筆などを使って絵具を塗り絵を仕上げていただきます。
キャンバス表面に立体物など、絵具以外の素材を加えることはお控えください。

-サイズ
「21 x 15cm」のキャンバスに絵を描いていただきます。構図は縦横ナナメ、何でも歓迎いたします。
出展料をお支払いいただきましたら、指定キャンバス及び画材をご自宅までピカレスクより発送いたします。

・出展キット
ご出品料のお振込み後、下記の出展キットをご送付いたします。
作品は必ずキャンバスにお描きいただく必要がございますが、絵具や筆については、こちらからご送付差し上げるもの以外をご利用いただいても構いません。

1. キャンバス(21 x 15cm)
2. アクリル絵の具
3. 筆 5本(大中小の筆セット3本、面相筆2本)
4. スポイト
5. 練習用画用紙(21 x 15cm)3枚
6. 道具の使い方、絵の描き方シート(A4サイズ1枚)
7. 作品キャプションシート(下書き、本番用の2枚)※作品のタイトルや素材に加え、描いた理由やこだわったところをお書きいただくシートです。
8. ゆうパックの着払い送り状(出展者様ご自宅→ピカレスク宛)
9. ゆうパックの元払い送り状(ピカレスク→出展者様ご自宅宛)
10. 箱(作品ご出品時、ご返送時にご利用いただきます)

ご希望の方へは、オンライン(ZOOM)、もしくはピカレスクで開催されているマンツーマンの絵画教室にて、作品をご制作いただくことも可能です。
絵画教室の詳細はコチラ ▷ https://picaresquejpn.com/artclass/

・出展に際して
ご希望者様限定で、ご出展が確定されたお子様一人ひとりと本展示企画者の松岡が、店頭、もしくはZOOMにてどのような作品を制作予定かのヒアリングを1時間行います。作品制作において悩んでいること、技術的に改善したい点についてなどのご質問へ可能な限りご回答差し上げます。

・出品料
8,000円
追加料金で、作品を額装することも可能です。
額装のご希望の有無は、作品ご出展時に確認いたします。
額装の情報は追って告知いたします。
※出展キット1~10が不要な方は3,000円のみでご出品いただけます
※※ピカレスクの絵画教室を2020年11月以降に4回以上利用された方は出品料無料

・募集期間
2020年12月1日- 2021年5月31日 ※定員45名に達した時点で募集終了

◆応募後のスケジュール

・参加確定
2020年5月31日迄
(お申し込みいただいた順に、参加確定の是非を5月31日迄に都度お伝えいたします)

・出品ガイドライン、お振込み先のご案内
参加確定後、出品ガイドライン、お振込み先のご案内を担当者より差し上げます。

・作品出品
2021年8月3日(火)~8月6日(金)の間、到着時間は11~16時の間にご指定の上、出品作品をPicaresqueまで郵送にてご搬入ください。
直接搬入をご希望の方は担当者までご相談ください。

〈作品発送先〉
東京都渋谷区代々木4丁目54−7 Picaresque Gallery 宛

◆応募方法

応募はメールで受け付けさせて頂きます。
メールは以下のフォーマットに則り作成の上お申し込みください。
1週間以内を目途にお返事させていただきます。

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〈メールフォーマット〉
宛先:picaresquepr*gmail.com ※*を@にお差し替えください
件名:【応募】絵画コンクール「一億年後の動植物」

本文:
1:お申込者様

2:作品を描かれるお子様のお名前

3:連絡希望メールアドレス / 電話番号(緊急用、基本はメールでのやり取りをお願いします)

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皆さまからのご応募を、心より楽しみにお待ち申し上げます!