323工房 作品展「夜灯りミュージアム」

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◆展示概要
323工房 作品展「夜灯(よあか)りミュージアム」をピカレスクギャラリー店頭・オンラインにて開催します。

323工房は、緻密な構造物と幻想的な生き物を組み合わせた立体作品を制作しています。
創作活動を通じて323工房にしか生み出せない「世界」を表現することが、目的の一つ。

その実現のため、323工房が選択した技法が「3Dプリンター」。
3Dプリンターというと、データを作ってそのままプリンターから出力したら完成、と想像する方が多いかもしれません。

ですが実際は、造形の出力時から様々な技術的な挑戦の積み重ねがあります。立体版画のように出力される数千にも及ぶ層は、印刷中に少しでもずれがあったら最初からやり直し。刷り上がったものは一つひとつ表面を磨きニスで仕上げする。その日の湿度や気温によって、最終的な仕上がりが変化するため注意が必要とのこと。

陶芸やガラス造形のように神経を使い、かつ前例の少ない3Dプリンターの技術を用いて唯一無二の世界を生み出す323工房。その作家性は「3Dプリンター工芸家」という言葉でしか表現できないと言っても過言ではないかもしれません。

現在進行形で進化する技術、深まる世界観を内包する作品1点1点を通じて323工房が鑑賞者へ届けようと試みる世界とは、一体どんなものなのでしょうか。会場の灯りに包まれながら、ぜひ味わってみてください。

◆作家より 作品展開催に際して

灯りは、古来、人間の想像力というものと深く結びついてきたように思います。

洞窟に壁画を描いた原初の人類は、松明に照らされた岩の影のなかに獣の形を見出してそれを描き取ったのだと私は信じます。
古代ローマの大プリニウスは、史上最初の絵画芸術は、壁に落とされた横顔のシルエットから生まれたと伝えています。

灯りが私たちに見せるのは、現実の影であり、
それは想像力がもたらすもうひとつの世界なのです。

詩人・萩原朔太郎は、不思議な「猫町」への旅から戻ってこう語りました。
「そもそも形而上の実在世界は、景色の裏側にあるのか表にあるのか。」
“裏側”の世界にあるものに光を当て、
できたらこの手の中へ取り出して眺めてみたいと思います。

初めての作品展、
うす暗い小部屋に並べたランプとオブジェが、
あなたの想像力を掻き立たせるものとなれたら嬉しいです。

・店頭会期(購入申し込み受付期間)
-店頭
2023年3月29日(水) 11:00 – 4月9日(日) 18:00

・オンライン会期(購入申し込み受付期間)
-オンライン
2023年4月2日(日) 20:00 – 4月9日(日) 18:00

・作品一覧ページ
出展作品一覧ページ (全作品 通販可能)

・店頭営業日時
平日水 – 金 11:00 – 16:00
土日祝 13:00 – 18:00

・作家在廊日時
3月29日(水) 11:00 – 15:00
4月2日(日) 15:00 – 18:00
4月9日(日) 15:00 – 18:00

・会場
Picaresque Art Gallery
住所 東京都渋谷区代々木4-54-7(Google Map

・Picaresque Gallery通知 / ピカレスクギャラリーからのお知らせ

对于大中华区的在线销售,我们将仅通过 ART-C 进行销售。
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为何Picaresque仅指定ART-C公司作为华语地区代理声明
https://picaresquejpn.com/staff-letter/picaresque-art-c-cn/

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参考:なぜピカレスクは、ART-C社が認定した配信者経由でしか、中華圏のお客様へ作品を販売しないのか
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・出展予定作品

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◆作家情報

323工房

考古学分野出身のものづくりユニット。
光造形式3Dプリンタを使用。
古代美術や神話、ときに文学にインスピレーションをもらいながら、
“knick-knacks”(ちょっと不思議な、手のひらサイズのもの)を制作しています。

小川ユキ:
古代地中海世界の美術史で修士号取得。美術系ライティング、下町の工房の徒弟、ミュージアムショップの仕事などを経て、コロナ禍生活中に3Dプリンタに出会う。
パリとペンギンが好き。使用カメラはSony Alpha 7+SIGMAレンズ。

saizwong:
イギリスにて先史考古学を学ぶ。帰国後、翻訳関係の仕事のかたわらインディーズゲームの制作に携わり、CGを独学。動画作成、NFTにも意欲。現・地図業。
イタリアとカモノハシが好き。ゲーム中の楽曲はCubaseおよびCake walkで自作。

◇展示、受賞、掲載歴など

2021年4月〜 ピカレスクギャラリー企画展参加
(21年4月 食べるの神様展、6月 Tokyo Artist Book Fair、22年1月 シチフクジン展、11月 雷擬獣化展)
2021年11月〜 「デザインフェスタ」各回出展
2022年3月〜 神保町のシェア型書店「PASSAGE」に参加(屋号:人鳥書店)
2022年7月〜 「ワンダーフェスティバル」各回出展
2022年10月 キロプテル雑貨店(大阪・中崎町) 月間作家 ポップアップ展示

◇323工房 公式SNS

Twitter https://twitter.com/323labo

Instagram https://www.instagram.com/323labo/

HP https://323labo.com/