あらいいづみ エッセイ「作品がもたらす出逢い、ワークショップというかたち」

2019/08/05 by

ピカレスク参加アーティスト、あらいいづみさんからエッセイが届きました。あらいさんの作品世界と合わせてお楽しみいただけますと幸いです。ぜひご高覧ください。

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・過去エッセイのリンク

あらいいづみエッセイNo.1「わたしにとって描くということ。」

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振り返ってみますとたくさんの方々との出逢いを経て今の自分に至っているのだなぁと思います。絵をただ描いていた段階から皆さまにご覧いただけるようになった現在、作品を通した出逢いというオプションがひとつ増えました。個展で出逢ってくださる方。ギャラリーを通して出逢ってくださる方。昨年からはワークショップというかたちで出逢える方が増え、かたちは違えども様々な出逢いをいただけるようになってきました。

私が提供させていただくワークショップは一般的に言う「絵を描く」ということからは少しだけ離れているかもしれません。「私、絵心がなくて・・・」「絵が描けないのですが参加しても大丈夫ですか」ワークショップに参加される方のなかには「描く」ということに苦手意識を持っていらっしゃる方が少なからずいらっしゃいます。そんな方に、参加していただけたらと思うのです。私自身絵を描くことには長らく苦手意識を持っていました。上手に描かなければと思っていたからです。それでも描いてみたい気持ちを潰さずに描き続けてきて、創造の喜びや心の解放に繋がることが実感できるようになってきました。

絵画という手段は小さな頃、誰もが最初に与えられる愉しい遊びのひとつです。世の中に「正しい絵」「正しくない絵」は存在しないのではないかと思います。大人である私たちもそこに立ち戻り、心のままに手を動かすということをやってみても良いのではないだろうかというのが私の想いです。好き、やってみたいと思われたなら最初に芽生えた気持ちを大切に育ててみてください。水彩でなくても色鉛筆やクレヨン、何でも良いと思います。その先には自分だけの豊かな世界が待っていてくれる、そんな気がします。その人が持つ個性のなかから自然に出てくるものをそっとサポートさせていただく。それぞれの方の表現を尊重しあいながらその方だけの世界が立ち現われてくる瞬間にご一緒させていただけることは私の喜びでもあります。

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あらいいづみさんは、2020年2月にピカレスクで100枚のポストカードサイズの新作をご発表くださる予定です。次回のエッセイも近日公開予定。ぜひ、それぞれご期待ください!

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・過去エッセイのリンク

あらいいづみエッセイNo.1「わたしにとって描くということ。」

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