マシマタケシ作品展

空間メンテナンス後のピカレスク店内にて、
自然光とロウソクの灯りのみを用いた作品展示会を9日間限定で開催します。

作品は、マシマタケシさんの絵を展示。
またマシマさんは会期中の9日間、全日在廊予定です。

特別企画として、4月20日には成田千絵の演奏会も開催いたします。

限られた灯りの中で展開される作品鑑賞体験をぜひお楽しみください。

◆概要
日程:4月12日〜21日 ※17日休み
時間:13:00〜18:00
場所:Picaresque(ピカレスク)
住所:東京都渋谷区代々木4-54-7(Google Map
電話:070-5273-9561
演奏会の詳細はこちら:https://picaresquejpn.com/narita-chie-event-2019-april/

◆マシマタケシの言葉
電気の照明は私たちの暮らしに革命をもたらしました。

一日の活動出来る時間を二倍に増やし色彩を自由に扱う術を与えました。
と同時に、私たちは暗がりに対する恐怖を一層感じるようになりました。

それまでの暗闇は「見えないけど 有るもの」でしたが、
以降は「見え なく 無いもの」に変わったのです。

3月11日のあの日以降、電気が止まった地域では毎夜満天の星が観測されたそうです。
それまで人工の灯りで阻まれていた星々が姿を現したのです。

こんなにも悲しいことが起きているのになんて美しいのだろう。
その切なさに多くの人は生きる力を得たといいます。

今回、ピカレスクの提案で私の絵を暗がりで観る個展が開催される事になりました。

無照明で、又はろうそくの灯火や自然光で絵を見て頂く事は今までも何 度かありました。
この度それを全面に銘打って会期を渡る試みにピカレ スクの先見性を見出します。

これこそアートが発生した頃のアートであり、絵の奥行きを浮かび上が らせる作法です。

街に灯りが消えて銀河が浮かび上がるように、マシマタケシの絵の中の微かな光をご覧ください。

その日の天候時間温度や湿度そういった条件が同じ絵の表情を変えてし まう事でしょう。
これは作者である私自身が高揚するチャレンジであり、
それを皆さんと共有出来る事に心から感謝致して居ります。

マシマタケシ