【2021年2月開催】一人婚リング展
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◆展示概要
ありのままの「わたし」を愛する勇気の源となるような、
「わたし」を愛してくれる、「最愛のわたし」を祝福したくなるような。
36名のアーティストが生み出しためくるめくリングたち、込められた想い。
一人婚リング展へは、自分自身を愛しぬくことを自らに誓ったことを祝福する、113点のリングたちが揃います。
本展は店頭、オンラインそれぞれにて開催いたします。
会場にお越しいただけない方へも、足を運ばずにはいられない方へも、幅広くお楽しみいただけましたら光栄です。出展リングは全て通販可能です。ぜひご高覧下さい。
会期
店頭 2021年2月6日(土)13:00 – 2月28日(日)18:00
オンライン 2021年2月6日(土)10:00 – 2月28日(日)24:00
*作品購入申し込みは店頭・オンライン、どちらも先着順で受け付けます
**通販の場合、作品一覧ページのフォーム経由での申し込みのみ受付(お電話での受付はいたしません)
***店頭での作品購入申し込み受付時点で既にオンラインからの購入申し込みが入っていた場合は、該当作品のご予約者様リストへ追加させていただきます
会場
Picaresque Art Gallery
住所 東京都渋谷区代々木4-54-7(Google Map)
◆出展作品一覧(全作品 通販可能)
https://picaresquejpn.com/ring_all_work_2021/
◆参加アーティスト(五十音順・敬称略)
Ivy / akira / anzu / Willija / Mtor / aur_ora / oz / gumi / Clear / CLEAR VIGOR / 工房 真屋 / koju accessories / coyakame / jasMINE accessory / シルバームーン彫金工房 / Gemmy You ,Leeふみ子 / Depp Coin / 野村昌子 / Perfect dreamer / ぴーちゃ / hikaricordo(旧名 akopanda) / +a / petal えちごほのか / 満月しゃみ / MEX / 翠ともこ / MIYUKI / melissa / moe ohara / MOKUReN glass / moko / moda / ripples / waco*neco / wafugin / miara
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◆企画者の言葉
結婚、ケッコン、けっこん、KEKKON。
現代社会で生きていて、あるいは現実逃避として味わおうとした物語の中で、曲がり角から突然現れ出るゾンビのようなしぶとい概念。
なぜ結婚しなければならないか。
なぜ子を成さねばならないか。
経験者にとっても、それらの背景には想像以上に、人によってカレーに入れる具材が異なるように、理由や動機、きっかけなど、様々あるものだと思います。
けれど、本当はカレーじゃなくて、パエリアの気分なんだよな、とか。
ちょっと二日酔いだから、今日はもう素うどんでいいや、とか。
そんなことを親戚一同が会する広間にて、カレーがいっぱい入ったお鍋を持ったお母さんの前で言おうものなら「そんなこと言わんと!」と、お皿いっぱいのカレーが次から次へと眼前に差し出される、なんて経験、20代後半あたりから味わっている人は多いのではないのでしょうか。
ですが、人が一生のうちに胃袋の中に収められる食材の量に限界があるように、時間は有限で、死ぬ時は一人です。
現代の人間社会において、結婚しないこと、群れないこと、は、そこまで「命に別状はない」状態にまでシステム化された印象です。
それが良いことなのか、悪いことなのかはここでは追求しないとして、少なくともそういった事実を下敷きにした上での新たな「選択肢」が生まれたことは間違いありません。
演劇では、舞台上に「拳銃」が登場したのであれば、それは必ず撃たれなければならない、というルールがあるそうです。
もしかすると、今こそゾンビを前にした「わたし」は、天から輝かしく舞い降りた黄金の拳銃を手に取り、生きるか死ぬかの闘いを幕開ける時なのかもしれません。
今この瞬間、最期の瞬間、どちらにおいてもこの生がどういったものだったかを決められるのは、責任を取る権利が与えられているのは「わたし」だけです。
いつまでもカレーが苦手であっても。
嬉しくない着信履歴に、予定にない二度寝をしてしまっても。
それでも、美しい箱庭の中で前人未到の海路へ繰り出すための思案を拡げる自身を
誰よりも愛してほしいと、そう思います。
「わたし」を理解できない人々に寄り添い続けることを神に誓ってしまう前に
「わたし」を愛してくれる、「最愛のわたし」を祝福してほしいと願います。
わたしと結婚するわたし。
一人婚リング展へは、自身を愛しぬくことを自らに誓ったことを祝福する、リングたちが揃います。
日々 身に着けられるもの。
時々、小箱からそっと取り出しキャンドルの明りのもと眺め楽しめるもの。
様々な「わたし」への祝福の形がリングとなって揃う、そんな展示を皆様にお楽しみいただけましたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
一人婚リング展 企画担当 松岡詩美