【作品ページVol.4】木人木譚 作品展「稀人(まれびと)」
◆ページ概要
木人木譚 作品展「稀人(まれびと)」出展作品を本ページでご紹介いたします。
遠方の方や会場に足をお運びになれない方も、ぜひお楽しみいただけますと幸いです。
木人木譚 作品展「稀人(まれびと)」
https://picaresquejpn.com/kobitokitan_exhibition_2025/
◆購入申し込み受付期間
-店頭
2025年12月3日(水) – 12月14日(日)
-オンライン
2025年12月10日(水) – 12月14日(日)
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護柱(まもりばしら)/阿
❮ 作家の言葉 ❯
東南アジアへ行った際に見かけた柱状の置物に、心を強く惹かれました。
またインドネシアやバリを訪れた際、ローカルの建物の門への力の入れ具合にも驚きました。
建物の両脇に複雑な模様の柱が立っていて、家に入ってくる魔物から守る役割があるそうです。
各国の現地で得た感覚やインスピレーションを通じて、
「家に侵入してくる魔物から守ってくれる存在」になってほしいという思いで本作を制作しました。
本作の【阿】は、よく見ると頬杖をつきながら口を開き、話をしている表情になっています。
そのため、本作と対になるように、話を“聞く”存在の作品も制作しようと思いました。
サイズ|H19 x W4 x D4 cm
素材|木 顔料(無機/有機)
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護柱(まもりばしら)/吽
❮ 作家の言葉 ❯
本作のコンセプトの軸は、【阿】と同じです。
【吽】は、阿が語る話を腰を据えてしっかりと聞いてあげている存在として制作しました。
余談ですが、この阿吽には、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』に登場するジョヴァンニとカムパネルラのイメージも重ねています。
サイズ|H19 x W4 x D4 cm
素材|木 顔料(無機/有機)
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護柱(まもりばしら)/鎮
❮ 作家の言葉 ❯
【鎮】は、【阿】【吽】のさらにその上位にある“神”のような存在として制作しました。
守る・鎮めるといった役割とイメージを持たせています。
本作を制作したのは、今回の個展出展作品の終盤です。
モデルとなったのは彫刻木譚君で、守り柱の上に付いているのは木人木譚君です。
【護柱(まもりばしら)】の中では【鎮】だけが角が伸び、力があふれ出して上へと伸び続けています。
怒りやみなぎる力を、その角と形状で表現し、まとわりつくような造形にしました。
この形状は、世界中に存在するヘビ信仰にも通じています。
鎮の髪が伸びてヘビのような形になっていくところに、ヘビ信仰の気配を宿らせたいという思いがあります。
サイズ|H29 x W5 x D5 cm
素材|木 顔料(無機/有機)
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共生/混沌
❮ 作家の言葉 ❯
本作は、先に紹介された「青を纏う」「赤を纏う」「ご先祖様」「勇敢な若者」のシリーズと同じく、新しい彫り方で制作された作品です。
この存在は、ご先祖様よりもさらに昔に誕生しており、神話をイメージして制作しました。
日本の神話では、イザナギとイザナミが長い槍のようなもので海をかき混ぜていたら、そこに島ができたという話があります。本作には、その“混沌”のイメージを内包させています。
神話、宇宙の始まり、生き物の根っこ、そんなイメージです。
今回の個展出展作品の中で、本作だけが着彩されていません。
色といった要素をあえて排し、木そのものの素材感を大切にしたいと思い制作しました。
サイズ|H16 x W8 x D9 cm
素材|木 真鍮 蜜蝋 柿渋
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共生/融合
❮ 作家の言葉 ❯
原子と原子のぶつかりあい、宇宙、核融合をイメージして制作しました。
混ざりあってぶつかって爆発する、エネルギーの根幹を意識しています。
【混沌】の2つ顔から、本作では顔が3つになり、さらに混沌へ。
色使いは、本展出展作品の中で最も頑張りました。
持っていた顔料をすべて混ぜ、中間色も作りながら制作しました。
とても気に入っている作品のひとつです。
サイズ|H18 x W10 x D9 cm
素材|木 真鍮 顔料(無機/有機)
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彫刻木譚君❲仮❳/峻立(しゅんりつ)
❮ 作家の言葉 ❯
【護柱(まもりばしら)/鎮】と同じように、角がどんどん伸びてくる力のイメージで制作しています。
色塗りは実験的な手法で行っています。
木を削ったあと、まず全体を真っ黒にして固めます。
その上から黒っぽい粘着性の塗料で点を付け、盛り上がりを作ります。
さらに胡粉ジェッソを塗って真っ白にします。
最後にペーパーで削っていくことで、盛り上がった塗料の部分だけが浮かび上がり、独特の色味と質感が生まれます。
角が伸びて力が噴き出してくるという表現と、実験的な着彩の両方を作品の核としています。
サイズ|H30 x W7 x D6 cm
素材|木 顔料(無機/有機) 胡粉 真鍮 貝殻
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彫刻木譚君❲仮❳/翅立(はねたて)
❮ 作家の言葉 ❯
蝶々が止まっているとき、羽を上に立て、左右の羽を重ねて休んでいる状態を「翅立(はねたて)」と言うそうです。本作の角の形がその翅立の様子に似ていると思い、タイトルを付けました。
角の後ろ側は、波のような、あるいはコウモリの翼のような造形にし、これから飛び立つ瞬間を思わせる形にしています。尻尾も上に上がっていて、今にも夜空へ飛び立つようなイメージになりました。
どこか宇宙的なもの、または悪魔的な存在を思わせるような気配も持ち合わせていると感じています。
額の部分には、仏教のお釈迦様の額の形状からインスピレーションを受け、平和や神聖性、第三の目の象徴を思わせる意匠をあしらいました。ここは塗料ではなくアワビの貝殻を使用しており、虹色の輝きが生まれています。
サイズ|H26 x W6 x D6 cm
素材|木 顔料(無機/有機) 真鍮 銅 貝殻
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森の妖獣
❮ 作家の言葉 ❯
森に棲む動物の象徴、あるいは幼い獣や妖精のような存在をイメージして制作しました。
角は鹿、顔や体は番人のような雰囲気など、制作の過程でさまざまな要素が混ざり合っていきました。宮崎駿監督の映画「もののけ姫」に登場する“こだま”のような印象もあるかもしれません。
色味は、レモンイエローからグリーンへのグラデーションが上手くいき、とても気に入っています。
サイズ|H15 x W5 x D5 cm
素材|木 顔料(無機/有機) 真鍮
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小さな稀人/牛面
❮ 作家の言葉 ❯
本展に出展する作品たちの制作を始める前、普段制作している木人のサイズで民族的な作品を作ろうとしていた時期に制作した作品です。
本作のお面には、「何かになりたい」「何かの力を得たい」「何かになりきる」といった意味を持たせています。
【熊面】に関しては、「熊の力を得たい」という意図を込めました。北海道のアイヌ民族にとってクマは神であり、森の王でもあります。
【牛面】については、牛はヒンドゥー教において神聖な存在であることから、オマージュ的な意味合いと尊敬の念を込めて制作しました。
お面というものは、たとえ信仰が失われたとしても、お祭りで売られているヒーローのお面のように形を変えて残り続けます。人々がお面を最初に付け始めたときも、こういった感覚があったのではないかと想像しています。
サイズ|H10 x W4 x D4 cm
素材|木 真鍮 顔料(無機/有機)
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小さな稀人/熊面
❮ 作家の言葉 ❯
本展に出展する作品たちの制作を始める前、普段制作している木人のサイズで民族的な作品を作ろうとしていた時期に制作した作品です。
本作のお面には、「何かになりたい」「何かの力を得たい」「何かになりきる」といった意味を持たせています。
【熊面】に関しては、「熊の力を得たい」という意図を込めました。北海道のアイヌ民族にとってクマは神であり、森の王でもあります。
【牛面】については、牛はヒンドゥー教において神聖な存在であることから、オマージュ的な意味合いと尊敬の念を込めて制作しました。
お面というものは、たとえ信仰が失われたとしても、お祭りで売られているヒーローのお面のように形を変えて残り続けます。人々がお面を最初に付け始めたときも、こういった感覚があったのではないかと想像しています。
サイズ|H10 x W4 x D4 cm
素材|木 真鍮 顔料(無機/有機)
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