ミカミヒロシ 作品展『明かりの家』
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◆展示概要
ミカミヒロシ 作品展『明かりの家』を店頭にて開催いたします。ぜひご高覧下さい。
◆作家より 作品展開催に際して
私も色々なギャラリーで展示会をいたしました。
今回ピカレスクギャラリー様から企画の依頼があり、オーナーの松岡様のギャラリー紹介の文章を読ませていただき、
これが私がしたい世界だと、初めてギャラリーのコンセプトに共感いたしました。
また、今まで日本のアートは西欧文化の枠組みの中に如何にして入るか!と模索していましたが
もう日本の持つ「美」「感性」のままで日本のアートを発信してもいいのではと私は考えます。
海外のお客様がそれを必要としている事を感じます。
ピカレスク展開催に対して私は、そんな姿勢で取り組ませていただきます。
◆店頭会期(購入申し込み受付期間)
-店頭
2023年4月1日(土) 13:00 – 4月9日(日) 18:00
◆店頭営業日時
平日水 – 金 11:00 – 16:00
土日祝 13:00 – 18:00
◆会場
Picaresque Art Gallery
住所 東京都渋谷区代々木4-54-7(Google Map)
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◆作家情報
ミカミヒロシ
私は3歳の頃、親元を離れて母方のかつて織物業を営んでいた祖父母の家で育てられました。
祖父母宅の二間の床の間は、季節ごとに祖父好みの掛け軸を飾るのでした。
観音様だったり水墨画だったと思います。
私は、それぞれの絵画の風景の中に入り一人で遊ぶのが日課でした。
特に狩野芳崖の「観音」が好きでした。
小学生の頃の私は病弱で、規模の大きな小児病院で何度も検査入院をしました。
すすけた四角い病室で、心と体が一層すさんだことを記憶しています。
もっと明るい色調の壁にならないかと思いました。
そして、私が入院していた一般病棟から少し離れた所ににある重症患者の子供がいる病棟を私は、ずっと眺めていました。
「死」は常に側に有りました。
「明かりの家」は私の幼少時代の死を補うための物です。
母のいる我が家に帰れますように。
そして、明日も生きたいと思う気持ち。
そのような祈りの形を、模索しています。
◇展示、受賞、掲載歴など
1983 劇団「風の旅団」クリスタルナハト公演の舞台背景制作
1988 小野画廊 個展(東京)
1990 ギャラリーK 個展(東京)
1992 ギャラリーK 個展(東京)
2017 ギャラリー檜 個展(東京)
2020 京王百貨店新宿店「明かりの家」展
◇ミカミヒロシ 公式SNS
Instagram https://www.instagram.com/mikami_hiroshi_jp/
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※「明かりの家」は、三上洋の登録商標です。