【2020年7-10月開催】フキダシ展【店頭開催!】
◆展示概要
フキダシ「ONLINE」展
言葉とフキダシと絵を組み合わせたハガキサイズのアート作品を、オンライン上と店頭で一堂に展示販売いたします。フキダシ×言葉を通じて表現される日本古来の、あるいは新たなアートの物語を、オンラインよりお楽しみいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。 ピカレスク店長・松岡詩美
会期 2020年7月30日(木)19:00 – 10月25日(日)24:00 ※延長しました!
*7月30日(木)19:00作品一覧ページ公開
*購入申し込み受付は8月1日(土)10:00スタート
*作品購入申し込みは先着順で受け付けます ※一部作家除く
会場 本展は完全オンラインでの開催となります。ご注意ください。
作品一覧ページ、またピカレスクの各種SNS(Facebook、Instagram、YouTube、ツイキャス)からの配信を通じての作品鑑賞をぜひお楽しみください。
配信スケジュールは後日告知予定!
◆参加アーティスト(五十音順・敬称略)
IAM MAIMAI / 愛川二世 / あおすま / 天森 檜 / 綾崎アイリ / あんどーなっつ / イクタケマコト / いくら / 諫早 / i.chi / 岩本かおり / うだ / ウタノきゆ / un_none / エルクポット / okayuuri / 畏 / かとうゆきお / 河原奈苗 / 屑月塵 / くらげ / 黒谷 舞香 / クロマルカオリ / 五畳まこ / ゴトーヒナコ / ごは / こまつたかし / 3gの心臓 / 左京鯨 / 櫻井 美里 / 霜崎 / shoko* / CYON / Sedeto / 瀬戸すばる / 泉果 / 髙橋ひかる / tinakamata / CHANMOMO / つきのこはら / ドウサ / 中澤里帆 / 奈倉珠生 / なたろう / 棗 / 七星ほく / ななみ・よ / nono / のもり / NORAKURA / Hau / はとむぎ海藻 / 旻 / まいける / ま仔 / まつしろちほ / まつもとみなみ / マルシマコト / みいこ / みつよしえり / Miyako Suda. / 宮嵜 / Miyabi / MIWAEL / 木染月 / ヤカズラ / 山田南平 / 山本紀 / 憂有 / ゆえ / 夜中むに / らるみ / 若芽 / 渡辺のりこ
◆出展作品一覧(全作品 通販可能)
https://picaresquejpn.com/fukidashi-online-ten-2020-all-works/
◆企画者・ピカレスクオーナー松岡の言葉
絵と音と言葉。
大きなアートのくくりとして、いわゆる現代アートの領域においても、
この3つの要素のいづれかは、恐らくどの作品にも含まれているように思います。
また、その2つの要素が組合わさった時、
作品を見る私たちに与える影響力は一層大きなものになると言えるかもしれません。
一つの作品に内包される要素が複雑になればなるほど
見る私たちの目をとらえて離さず、未知の世界へと導かれるようです。
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日本に「西洋美術」が輸入される前、
もしくは万博出展に向け日本の八百万の表現が編纂される前
「ここ」には西洋的概念に捉われない、
自由気侭な表現技法がたくさんあったと見聞きします。
例えばそれは、南画や絵巻物、浮世絵などが挙げられます。
その瑞々しい表現技法は全て、乱暴な言い方をすると
「これはアートっぽい」「これはアートっぽくない」という、
西洋人的観点から仕分けされ、時に批難されたり逆に保護される
というプロセスを経て、現在に至ります。
保護されたことで私たちにとって大変身近な表現となったジャンルもあれば
手の届かないものになってしまった技法もあります。
その一つが、先にも述べた江戸時代に隆盛を見せた「南画」です。
「南画」の特徴の一つに
『絵と言葉が一つの画面の中で表現されている画法』が挙げられます。
ただ実際には、なぜ「南画」が衰退し無くなってしまったのか、
あるいは「南画」が実際何なのか、ということは
人によって解釈が様々かもしれませんので、ここでの学術的な言及は深くしません。
一つ確かなことは、
『絵と言葉が一つの画面の中で表現されている画法』で制作された作品が
アート仕分けが行われる前の日本で親しまれ、人々の心を楽しませていたということです。
もしかすると、その感覚は例えば今の漫画作品に生きているのかもしれません。
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今回の「フキダシ展」では、
漫画を中心としたサブカルチャー鑑賞を通じ、感覚的に「絵」と「言葉」が一つの画面に共存していることに対し
直観的に「楽しさ」を見出せる多種多様なアーティストが「南画」の技法と繋がったとき、
どのような作品が誕生するかを展覧会を通じて鑑賞者の皆様にお楽しみいただければ、と考えています。
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具体的には、絵の中に必ず1つのフキダシをお入れ頂き、
またその中に言葉も記載された作品を一同に会場にて展示販売いたします。
フキダシと言葉も、絵と同様に手描きを想定しております。
今はもう無くなってしまった「南画」が、
「フキダシ文化」に慣れ親しんで来た現代の作家の手を通じ
どのような作品として立ち現れてくるのか、
そしてそれが鑑賞者様方の目を通して、どのような新しい物語が生まれてくるのか
楽しみにしています。
ピカレスク松岡詩美