1984年生まれ
千葉県出身
〜作家コメント〜
学生時代より人体彫刻を制作。最近になって木彫から石彫に転向。人間の情念や生々しさを、客観的に見つめるための表現を模索している。
「色気」とは何かを考えてきました。
人間の、どろどろとした人間臭さや「色気」こそ、目をつぶることなく肯定したい、それは汚いものではなく生きている証、美しいものだと思っております。
近代美術において、日本画には、日本独自の情念の表現は多くみられますが、彫刻にはあまり見られません。それは、仏像からきている木彫、ロダンからの西洋彫刻的な流れから、外れてしまったからなのでしょうか。その隙間に、日本人の情念を表現する余白がなかったのか。そこを埋める、彫刻作品を作ることはできないだろうか、と。耽美にとどまらない、彫刻を目指しております。