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花守
❮ 作家の言葉 ❯
ふだん制作している【木人】とは異なるシリーズを作り始めた、初期の頃の作品です。
古代のプリミティブなイメージを土台に制作を進めました。
身体のタトゥーは、ファッションとしての装飾ではなく、アフリカやニュージーランドの先住民が持つ価値観に影響を受けています。
身体に彫りを入れることで「何者かの力を体内に宿す」「力を得る」という意味を軸に入れ墨を施しました。
そうして刻まれた入れ墨が、何十年、何百年と時を経て、幾何学的な模様へと変化していった。
今では何を表しているのか分からない模様になっている——。
そんなイメージで制作した作品です。
税込価格|36,300JPY
サイズ|H15 x W4 x D4 cm
素材|木 真鍮 顔料(無機/有機)
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夜守
❮ 作家の言葉 ❯
家を守る存在をイメージして制作しました。
昔は、今のように夜どこへ行っても明るいわけではなく、夜は恐ろしく、外を歩くことさえためらう時代だったのだと思います。
調べたところ、この列島では縄文時代最盛期の人口は約25万人、江戸時代では約3000万人、現代では1億2千万人。
人よりも動物の方が圧倒的に多く、夜の外は危険で満ちていた世界だったはずです。
作品全体も、そのような感覚を土台に制作しています。
日本の夜に現れる怖い動物、そして恐ろしい夜から人々を守ってくれる存在。
手に持っている弓のような謎の道具は、ヘビ信仰をベースにしています。
税込価格|38,500JPY
サイズ|H15 x W4 x D4 cm
素材|木 真鍮 顔料(無機/有機)
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煙の思惑/霞(かすみ)
❮ 作家の言葉 ❯
昔の人々にとって、雨が降るか降らないかは命に関わる重大事でした。
そのため、雨を降らせるための信仰は世界中に存在していました。
当時の人々は、なぜ雨が降るのかを科学的には理解していませんでした。
火で煙を起こすことで問題を解決しようとし、火から立ちのぼる煙と空に広がる雲のつながりを考えたのだと思います。
「火で起こした煙が空に届き雲になれば、雨が降るはずだ」―そんな思考回路があったのではないかと考えました。
そのエピソードから着想し、信仰をイメージして制作しています。
このシリーズの各作品には、霞・靄・霧という3段階の雲の表現があります。
タイトルの通り、作品そのものが煙に巻かれています。
煙はタバコから立ちのぼるイメージです。
メキシコではタバコが信仰として用いられていましたが、この作品においては、どちらかというと遊びのニュアンスの方が強いかもしれません。
この作品シリーズのスタイリッシュな雰囲気も気に入っています。
税込価格|41,800JPY
サイズ|H15 x W7 x D4 cm
素材|木 真鍮 顔料(無機/有機)
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煙の思惑/靄(もや)
❮ 作家の言葉 ❯
昔の人々にとって、雨が降るか降らないかは命に関わる重大事でした。
そのため、雨を降らせるための信仰は世界中に存在していました。
当時の人々は、なぜ雨が降るのかを科学的には理解していませんでした。
火で煙を起こすことで問題を解決しようとし、火から立ちのぼる煙と空に広がる雲のつながりを考えたのだと思います。
「火で起こした煙が空に届き雲になれば、雨が降るはずだ」―そんな思考回路があったのではないかと考えました。
そのエピソードから着想し、信仰をイメージして制作しています。
このシリーズの各作品には、霞・靄・霧という3段階の雲の表現があります。
タイトルの通り、作品そのものが煙に巻かれています。
煙はタバコから立ちのぼるイメージです。
メキシコではタバコが信仰として用いられていましたが、この作品においては、どちらかというと遊びのニュアンスの方が強いかもしれません。
この作品シリーズのスタイリッシュな雰囲気も気に入っています。
税込価格|41,800JPY
サイズ|H16 x W6 x D4 cm
素材|木 真鍮 顔料(無機/有機)
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煙の思惑/霧(きり)
❮ 作家の言葉 ❯
昔の人々にとって、雨が降るか降らないかは命に関わる重大事でした。
そのため、雨を降らせるための信仰は世界中に存在していました。
当時の人々は、なぜ雨が降るのかを科学的には理解していませんでした。
火で煙を起こすことで問題を解決しようとし、火から立ちのぼる煙と空に広がる雲のつながりを考えたのだと思います。
「火で起こした煙が空に届き雲になれば、雨が降るはずだ」―そんな思考回路があったのではないかと考えました。
そのエピソードから着想し、信仰をイメージして制作しています。
このシリーズの各作品には、霞・靄・霧という3段階の雲の表現があります。
タイトルの通り、作品そのものが煙に巻かれています。
煙はタバコから立ちのぼるイメージです。
メキシコではタバコが信仰として用いられていましたが、この作品においては、どちらかというと遊びのニュアンスの方が強いかもしれません。
この作品シリーズのスタイリッシュな雰囲気も気に入っています。
税込価格|38,500JPY
サイズ|H15 x W7 x D4 cm
素材|木 真鍮 顔料(無機/有機)
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審議する番人
❮ 作家の言葉 ❯
「煙の思惑」の三連作を制作してから1年後に生まれた作品です。
ここから作品の“地域性”が大きく変化しました。
制作当時、ヨーロッパのお祭りに興味を持ち、さまざまな資料を調べていました。
そこで触れた地域信仰や歴史が、この作品の背景になっています。
毛の表現には特にこだわりました。
毛のもじゃもじゃした質感、空気を含んだような雰囲気、モサモサとした風合い。
最初は挑戦してみたものの、思うように再現できませんでした。
どうすれば“毛”を表現できるのか、試行錯誤を重ねました。
繊維を刺し子の技法で加工し、ぬいぐるみを制作してみたり、さまざまな試みを経てイメージを膨らませ、再び本作品に向き合いました。
そして、最初にうまく完成したのが「審議する番人」です。
税込価格|18,700JPY
サイズ|H16 x W8 x D6 cm
素材|木 麻紐 金属パーツ 顔料(無機/有機)
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迎える番人
❮ 作家の言葉 ❯
「審議する番人」「火の信仰/失われた祭祀」と物語的につながりを持つ作品、それが【迎える番人】です。
この作品も、ヨーロッパのお祭りから強い影響を受けています。
そこにさらに、毛の表現を通して“存在感”を加えました。
何者なのかは分からないけれど、確かな意志を持って立っているような、そんな存在になったのではないかと思います。
目をつけていないのは、あえて正体を明確にしないためです。
そうすることで、より謎めいた存在として成立したのではないかと感じています。
また、物語のアウトラインとしては、「審議する番人」を通り過ぎた先に「迎える番人」が現れ、さらにその先へ進むと「火の信仰/失われた祭祀」にたどり着く、という流れがあります。
税込価格|27,500JPY
サイズ|H18 x W7 x D5 cm
素材|木 紐 金属パーツ 顔料(無機/有機)
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歩み/修羅
❮ 作家の言葉 ❯
本作も、ヨーロッパからの影響を受けて制作した作品です。
謎の仮面をつけて歩いている姿が、まるで“修羅の道”を進んでいるように見えたため、このタイトルをつけました。
宮沢賢治の『春と修羅』の影響から、「修羅」という言葉がとても好きで使いました。
この作品においての“修羅”が何なのかは、鑑賞者に委ねています。
税込価格|27,500JPY
サイズ|H18 x W6 x D6 cm
素材|木 顔料(無機/有機)
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灯り/遍路
❮ 作家の言葉 ❯
あえて周囲が見えなくなるものを被り、灯りを手にしている。
見えないままイメージを膨らませ、何かの灯りだけを頼りに歩き続けている。
その姿は、まるで遍路のようだと思いました。
明かりを持って暗闇の中、希望を探し彷徨っている存在。
税込価格|57,200JPY
サイズ|H19 x W7 x D7 cm
素材|木 金属パーツ 顔料(無機/有機)
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鹿目/まっすぐに見つめる
❮ 作家の言葉 ❯
制作の過程で、もともと完成していた角をあえて壊し、新しい角を作って付け直した作品です。
北欧や冬の空気感をまとったようなイメージがあります。
この作品も、動物信仰の影響を受けています。
モチーフは鹿。鹿の目が好きです。
何を考えているのか分からないのに、力を感じさせるあの眼差しに惹かれます。
この作品もまた、何を考えているのか分からないけれど、静謐な雰囲気をまとった存在になったと思っています。
素材についてもこだわりがあります。
真鍮の金色には深みがあり、時間の経過とともに黒く錆びていくところも気に入っています。
「審議する番人」から「鹿目」までは、ヨーロッパや北欧からの影響を強く受けて制作した作品群です。
税込価格|52,800JPY
サイズ|H22 x W7 x D6 cm
素材|木 真鍮 金属パーツ 顔料(無機/有機)
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森への讃歌
❮ 作家の言葉 ❯
ここから作風が「森の信仰の世界」へと変化していきます。
これまでの作品は“人ではない何か”の姿に見えるものが多かったと思いますが、この作品には明確に“中に人がいます”。
神を模した姿となり、森になりきり、鳥と同化しているような存在です。
森へ「ありがとう」と語りかけ、感謝を込めて両手を広げているようなイメージがあります。
また、北欧は太陽光が強くない地域であるため、今回の個展に出展している“人が含まれている作品”の中でも、本作の肌の白さは特徴的だと思います。
余談ですが、この作品には鈴が入っています。
会場でお手に取ることができる方は、ぜひ鳴らしてみてください。
税込価格|57,200JPY
サイズ|H18 x W8 x D8 cm
素材|木 真鍮 顔料(無機/有機) 鈴
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森の子/弟
❮ 作家の言葉 ❯
「森への讃歌」を捧げている存在のまわりで遊んでいる、顔に苔が入った子どもたちをイメージして制作しました。
この子どもたちは森の精霊で、花摘みをしているようなイメージです。
弟が花をお兄ちゃんに持ってきたら、お兄ちゃんは実は弟よりも良い花を隠し持っていて、弟を驚かせる—。2人を並べると、そんな小さな物語が見えてくるのではないかと思っています。
サイズは小さい作品ですが、色味や彫りの表情がうまくいったと感じていて、とても気に入っています。
税込価格|24,200JPY
サイズ|H12 x W5 x D4 cm
素材|木 苔 顔料(無機/有機)
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森の子/兄
❮ 作家の言葉 ❯
「森への讃歌」を捧げている存在のまわりで遊んでいる、顔に苔が入った子どもたちをイメージして制作しました。
この子どもたちは森の精霊で、花摘みをしているようなイメージです。
弟が花をお兄ちゃんに持ってきたら、お兄ちゃんは実は弟よりも良い花を隠し持っていて、弟を驚かせる—。2人を並べると、そんな小さな物語が見えてくるのではないかと思っています。
サイズは小さい作品ですが、色味や彫りの表情がうまくいったと感じていて、とても気に入っています。
税込価格|27,500JPY
サイズ|H14 x W5 x D5 cm
素材|木 苔 顔料(無機/有機)
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掌花/ほころび
❮ 作家の言葉 ❯
「森への讃歌」「森の子/弟」「森の子/兄」に続く、森シリーズの作品です。
この人も“森の人”として制作しています。
森の精霊のイメージで、手から花を生み出している存在です。
“生み出す森の神”として、森への信仰をイメージして制作しました。
手の穴は小さいですが、好きな花を差し込める仕様になっています。
副タイトルの「ほころび」には、花が散るイメージを重ねています。
生まれたものは、やがてほころび、散っていく—そんな循環を意識しています。
昇華、生み出す神と滅ぼす神。
それらは別々ではなく、同じ存在として内包されている。
そんなイメージを持っています。
税込価格|52,800JPY
サイズ|H19 x W7 x D6 cm
素材|木 真鍮 麻紐 顔料(無機/有機)
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火の信仰/失われた祭祀
❮ 作家の言葉 ❯
紀元前1500年頃、火を神として崇めていた宗教があったそうです。
しかし歴史の流れの中で急速に姿を消し、現在ではほとんど何も残っていないと言われています。
ただ火を拝むだけの単純な信仰ではなく、もっと深い思想や神秘があったのではないか——
そんな想像を巡らせながら制作しました。
“火を神として崇める謎の宰相”が儀式を行っている情景を描いた作品です。
税込価格|93,500JPY
サイズ|H23 x W13 x D7 cm
素材|木 金属パーツ 顔料(無機/有機) 柿渋
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揺れる獣/白
❮ 作家の言葉 ❯
この2作品では、思いきり“遊び心”を放出しています。
バブルヘッドで頭が揺れる獣たちです。
白いほうのほうが大きく揺れます。
白は羊。前のめりな形状。
黒は鹿。まるで「落ち着け」と言っているように見えます。
1作目が完成したあと、「もう1体つくりたい」と自然に気持ちが湧き、そのまま対になる作品になりました。
小説を読むとき、2回目に読むと理解が深まり、3回目に読むとより広く世界が見えてくる。
そんな感覚に近いものが、本展で対になっている作品の関係性にあるのかもしれません。
税込価格|45,100JPY
サイズ|H17 x W5 x D5 cm
素材|木 真鍮 麻紐 金属パーツ 顔料(無機/有機)
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揺れる獣/黒
❮ 作家の言葉 ❯
この2作品では、思いきり“遊び心”を放出しています。
バブルヘッドで頭が揺れる獣たちです。
白いほうのほうが大きく揺れます。
白は羊。前のめりな形状。
黒は鹿。まるで「落ち着け」と言っているように見えます。
1作目が完成したあと、「もう1体つくりたい」と自然に気持ちが湧き、そのまま対になる作品になりました。
小説を読むとき、2回目に読むと理解が深まり、3回目に読むとより広く世界が見えてくる。
そんな感覚に近いものが、本展で対になっている作品の関係性にあるのかもしれません。
税込価格|45,100JPY
サイズ|H19 x W5 x D5 cm
素材|木 真鍮 麻紐 金属パーツ 顔料(無機/有機)
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木人木譚君
❮ 作家の言葉 ❯
揺れる獣(白/黒)を制作したあと、約1ヶ月ほど制作をお休みしました。
それまでの作品はヨーロッパからの影響が色濃くありましたが、そこから一度離れたことで作風がガラッと変わりました。
木人木譚くんは、それまでの流れとは異なる方向性の作品です。
この作品の顔は“ヘノヘノモヘジ”のような構成になっています。
右目:木(こ)
鼻:人(びと)
左目:木(き)
口:舌を出している造形「toung(たん)」
すべて合わせて「こ・びと・き・たん」
そうして《木人木譚(こびときたん)》という名前が顔に刻まれました。
ヘッドフォンにはウォールナット材を使用し、
本体には「カツラ」という木を使っています。
カツラは本来は肌色のような淡い色ですが、柿渋で真っ黒に染めています。
昭和初期くらいまで、日本の家庭には屋根裏に大黒さまが祀られていたそうです。
炭の煙で真っ黒になった大黒さまは、今でも骨董として見かけることがあります。
そのイメージを重ねて、木人木譚くんも真っ黒に仕上げました。
私の自宅にも、アンティークショップで購入した大黒さまを飾っています。
好きだから、という理由が最も大きいですが、「昔の人との繋がりを失いたくない」という気持ちもあるのだと思います。
日本の歴史はどこか断絶されていて、繋がりが失われているように感じる。
何かと繋がっていたい、という感情が原動力となり、
大黒さまを思わせるイメージで木人木譚くんを制作しました。
さらに、自分自身を形成している重要な要素である「タバコ」と「音楽」も作品の中に組み込んでいます。
自画像的な作品と言えるかもしれません。
税込価格|45,100JPY
サイズ|H19 x W8 x D7 cm
素材|木 蜜蝋 柿渋
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彫刻木譚君❲仮❳/降魔印
❮ 作家の言葉 ❯
気に入っているキャラクターを生み出せた作品です。
今後も継続して制作していきたいシリーズ。
ここに登場する 彫刻木譚君 は、護柱など他の作品にも登場していて、僕が表現するうえで欠かせない大切な存在です。
「降魔印」 とは、湧き上がってくる悪魔的なものを抑え込む、仏教で使われる印。
“沈まれ” と絶対的な力で制圧する、すべてを統べる存在として制作しました。
他の作品はパーツごとに制作していますが、本作では最初に粘土で全体の形をつくり、そこから 一木造 で仕上げています。木材は カツラ を使用。
表面をとにかく ツルツルに仕上げる 必要があり、制作の中でもっとも苦労した作品のひとつです。
想い入れがとても強いです。
怖い存在でありつつ、子どものような むっちりした体。
強さと優しさが混在している。
「目の怖さ」などの表面的な印象ではなく、すべてを内包した複雑な感情が垣間見えるようなイメージ。
着色は 柿渋で真っ黒に仕上げ、瞳には 漆 を使用して滑らかな質感を実現しました。
台座には、あえて ボロボロのクスノキ を使用。
ブッダが蓮の花のような台座に乗っているイメージから着想しています。
木自体に強い存在感があるため彫刻はほとんど施さず、蓮の花の模様だけを最小限 入れています。
“仏教を象徴する花のような存在になれれば” という思いを込めています。
額にある印は、仏さまの額から生える白く輝く毛[白毫(びゃくごう)]が渦巻いて形成されたもので、世界を仏の慈悲の光で照らす意味が込められています。
後に仏教を示す印になったと言われています。
頭の形は、“強いもの・力あるものには角がある” という考えから必然的に生まれていきました。
税込価格|121,000JPY
サイズ|H18 x W11 x D11 cm
素材|木 顔料(無機/有機) 柿渋 鈴
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青を纏う
❮ 作家の言葉 ❯
彫刻木譚君を制作して以降、インドネシア、ポリネシア、ミクロネシア、アジア圏をテーマにしたシリーズが続いていきます。
青や赤を纏わせることで、毛の表現をこれまでとは違うアプローチにしたいと思い制作しました。
この作品の彫り方はとても気に入っていて、見つけられたときには深い達成感がありました。
「青を纏う」 は海のイメージ。
「赤を纏う」 は火のイメージ。
水と火、対の存在として制作しています。
特に 「赤を纏う」 では、毛の表現が上手く彫れたと感じています。
税込価格|52,800JPY
サイズ|H17 x W7 x D6 cm
素材|木 真鍮 顔料(無機/有機) 鈴
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赤を纏う
❮ 作家の言葉 ❯
彫刻木譚君を制作して以降、インドネシア、ポリネシア、ミクロネシア、アジア圏をテーマにしたシリーズが続いていきます。
青や赤を纏わせることで、毛の表現をこれまでとは違うアプローチにしたいと思い制作しました。
この作品の彫り方はとても気に入っていて、見つけられたときには深い達成感がありました。
「青を纏う」 は海のイメージ。
「赤を纏う」 は火のイメージ。
水と火、対の存在として制作しています。
特に 「赤を纏う」 では、毛の表現が上手く彫れたと感じています。
税込価格|64,900JPY
サイズ|H17 x W7 x D6 cm
素材|木 真鍮 顔料(無機/有機) 鈴
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ご先祖さま
❮ 作家の言葉 ❯
この作品も、とても気に入っています。
「青を纏う」、「赤を纏う」の民族たちよりももっと昔、彼らのご先祖さまをイメージして制作しました
仮面をつくるという行為には、
“何かになりたい”
“何かを模すことで、その力を得たい”
そんな思いがあるのではないか、そう想像しながら制作しています。
税込価格|68,200JPY
サイズ|H15 x W8 x D6 cm
素材|木 真鍮 顔料(無機/有機)
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勇敢な若者
❮ 作家の言葉 ❯
メインビジュアルの作品です。
今回の個展出展作品の制作を通じて追求してきた彫りの表現の集大成として作ろうと考え、制作しました。
本展で一番気に入っている作品です。
手に持っているものは武器ではありません。
しかし、あえて明確にもせず、何に使うものなのか想像が湧く余白を残した形にしています。
色の表現にもとても満足しています。
粉の顔料を5色ほど使って着彩し、緑や青など複数の色を混ぜて表現しました。
台座は、人の手によって精巧に整えられたものではなく、樹皮がついた荒々しい台座にしました。
税込価格|90,200JPY
サイズ|H21 x W8 x D8 cm
素材|木 真鍮 顔料(無機/有機) 柿渋 鈴
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碧海(へきかい)の守り神
❮ 作家の言葉 ❯
顔を覆うお面や漁具など、彫刻として表現したいと思ったものが時間をかけてようやく形となった、自分としては記念碑的な作品です。
(お面は封印されている為、碧海の守り神の素顔はお面の目の穴から垣間見ることしかできません。
古から現代まで、海の彼方を静かに見守っているのでしょう)
実はこの作品は、今回の出展作品の中でも最も初期に制作したものです。
本作では、「木の色を使う」という縛りを外して制作しました。
木材には青が存在しない。
だからこそ、自由に彫刻をするなら、これまで制作でずっと我慢してきた青色を思いきり使いたいと思ったのが出発点です。
塗装についても、これまではマットな質感が前提でしたが、今回は艶をたっぷり出した仕上げにしています。
また表面の模様については、自分にできる限り細かく彫ろうと、時間度外視で取り組み、複数の模様を織り交ぜて制作しました。
右足にはヘビのようなもの、左足には葉っぱが絡み、
腰回りには縄文の模様を入れています。
牛のお面や釣り道具、魚などは、感覚的に「この作品には要る」と感じて加えたパーツです。
完成後に作品を見た時、神様のような存在に見えたため、このタイトルにしました。
税込価格|132,000JPY
サイズ|H29 x W11 x D8 cm
素材|木 真鍮 紐 顔料(無機/有機) 柿渋
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櫂(かい)を取る
❮ 作家の言葉 ❯
海に出る前の青年をイメージして制作しました。
体や櫂(かい)に刻まれている模様には、先祖代々受け継がれてきた意味のある印があるのだろうと思っています。
制作中は、ずっと海・海洋民族・ポリネシアのイメージが頭の中にありました。
ハワイ、チリ、イースター島など、遠く離れた孤島へ、古代に舟を作って漕ぎ出していった人々。
「どうやって辿り着いたんだろう」と思いを馳せながら彫っていました。
その地理的な背景も踏まえて、肌を真っ黒に日焼けした表現にしています。そこも気に入っているポイントです。
また、狼からは “強さ” や “守護” のイメージを感じています。
その無意識の象徴性から、この青年の顔に狼の面影を選んだのかもしれません。
税込価格|104,500JPY
サイズ|H28 x W9 x D6 cm
素材|木 真鍮 紐 顔料(無機/有機) 柿渋
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聲(こえ)を聴く
❮ 作家の言葉 ❯
ヨーロッパの世界観を持つ女性をイメージして制作しました。
仮面にしているフェネックには、「聞こえない声を聞く」という大きな象徴性を持たせています。
そのイメージが連鎖して、このタイトルになりました。
税込価格|90,200JPY
サイズ|H24 x W8 x D8 cm
素材|木 紐 顔料(無機/有機)
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見えない贈り物
❮ 作家の言葉 ❯
ヨーロッパの春の草原にたたずむ少女をイメージして制作した作品です。
手には何も持っていませんが、“物を渡す”のではなく、想いを渡している。
思いやりそのものを贈っている、というイメージです。
普段の作品とは一線を画す、可愛らしい雰囲気の作品になったと思います。
税込価格|90,200JPY
サイズ|H22 x W8 x D8 cm
素材|木 紐 顔料(無機/有機) 柿渋
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勇敢な獣
❮ 作家の言葉 ❯
当初は火を司る獣というコンセプトで制作していて身体の色も赤色だったのですが、納得した彩色ができず、その後「勇敢な若者」の父親という立ち位置の作品となりました。
手に持っているのは炎。
火を司る獣というコンセプトで制作しました。
炎の色は最初は赤くしていましたが納得できず、全て塗り直し、現在の色に落ち着きました。
お面の表情は、炎の中から吠える獣のイメージで制作しています。
【聲(こえ)を聴く】、【見えない贈り物】と対照的に、
本作では 男性性 を全面に出しています。
自分自身が男性として生まれたこともあり、
感覚的に理解できる気分を、より的確に表現できたのかなと思っています。
税込価格|104,500JPY
サイズ|H24 x W9 x D9 cm
素材|木 真鍮 顔料(無機/有機) 柿渋 鈴
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地母神と大地神
❮ 作家の言葉 ❯
古代の 地母神・大地神 をテーマに制作した作品です。
大地神は土地を守る神。
角にも表れているような、威厳ある強さを持ち、地母神を守護する存在です。
地母神は土の神であり、母なる存在として植物を生み出します。
手に抱えているのは作物です。
植物たちと交信するための造作として、大きな耳をつけました。
また うさぎが “多産の象徴” であることから、長い耳という表現にもつながっています。
そして、幸せを運ぶ青い鳥が神々に寄り添っています。
税込価格|90,200JPY
サイズ|H11 x W14 x D6 cm
素材|木 真鍮 顔料(無機/有機)
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式を失くした道具
❮ 作家の言葉 ❯
アフリカの民具をオマージュして制作した作品です。
民族的なものに興味を持ち、アフリカについて調べていた際に見つけた、19世紀に制作された民具が原点になっています。
正確にはタイにも同様のものが存在していたようですが、今回の着想源になったのはアフリカのスタイルの民具です。
資料によれば、その民具は糸を紡ぐ器具の一部とのことでした。
しかし、使う理由や使い方など詳細はどれだけ調べても分からず、本来の姿が謎に包まれているという点に強く惹かれました。
そのため本作では、その“謎の使い方”を 【式】 として解釈して作品化しています。
民具の上部に木人木譚君を乗せたり、皿の上に回転するパーツを取り付けることで、当時そこに漂っていたであろう 神聖な空気感 をオマージュしたいという意図を込めています。
その使い方を作品を見た人が各々の感性で式を編み出してくれれば嬉しく思います。
税込価格|50,600JPY
サイズ|H18 x W7 x D4 cm
素材|木 真鍮 顔料(無機/有機) 柿渋
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護柱(まもりばしら)/阿
❮ 作家の言葉 ❯
東南アジアへ行った際に見かけた柱状の置物に、心を強く惹かれました。
またインドネシアやバリを訪れた際、ローカルの建物の門への力の入れ具合にも驚きました。
建物の両脇に複雑な模様の柱が立っていて、家に入ってくる魔物から守る役割があるそうです。
各国の現地で得た感覚やインスピレーションを通じて、
「家に侵入してくる魔物から守ってくれる存在」になってほしいという思いで本作を制作しました。
本作の【阿】は、よく見ると頬杖をつきながら口を開き、話をしている表情になっています。
そのため、本作と対になるように、話を“聞く”存在の作品も制作しようと思いました。
税込価格|40,700JPY
サイズ|H19 x W4 x D4 cm
素材|木 顔料(無機/有機)
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護柱(まもりばしら)/吽
❮ 作家の言葉 ❯
本作のコンセプトの軸は、【阿】と同じです。
【吽】は、阿が語る話を腰を据えてしっかりと聞いてあげている存在として制作しました。
余談ですが、この阿吽には、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』に登場するジョヴァンニとカムパネルラのイメージも重ねています。
税込価格|40,700JPY
サイズ|H19 x W4 x D4 cm
素材|木 顔料(無機/有機)
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護柱(まもりばしら)/鎮
❮ 作家の言葉 ❯
【鎮】は、【阿】【吽】のさらにその上位にある“神”のような存在として制作しました。
守る・鎮めるといった役割とイメージを持たせています。
本作を制作したのは、今回の個展出展作品の終盤です。
モデルとなったのは彫刻木譚君で、守り柱の上に付いているのは木人木譚君です。
【護柱(まもりばしら)】の中では【鎮】だけが角が伸び、力があふれ出して上へと伸び続けています。
怒りやみなぎる力を、その角と形状で表現し、まとわりつくような造形にしました。
この形状は、世界中に存在するヘビ信仰にも通じています。
鎮の髪が伸びてヘビのような形になっていくところに、ヘビ信仰の気配を宿らせたいという思いがあります。
税込価格|80,300JPY
サイズ|H29 x W5 x D5 cm
素材|木 顔料(無機/有機)
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共生/混沌
❮ 作家の言葉 ❯
本作は、先に紹介された「青を纏う」「赤を纏う」「ご先祖様」「勇敢な若者」のシリーズと同じく、新しい彫り方で制作された作品です。
この存在は、ご先祖様よりもさらに昔に誕生しており、神話をイメージして制作しました。
日本の神話では、イザナギとイザナミが長い槍のようなもので海をかき混ぜていたら、そこに島ができたという話があります。本作には、その“混沌”のイメージを内包させています。
神話、宇宙の始まり、生き物の根っこ、そんなイメージです。
今回の個展出展作品の中で、本作だけが着彩されていません。
色といった要素をあえて排し、木そのものの素材感を大切にしたいと思い制作しました。
税込価格|57,200JPY
サイズ|H16 x W8 x D9 cm
素材|木 真鍮 蜜蝋 柿渋
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共生/融合
❮ 作家の言葉 ❯
原子と原子のぶつかりあい、宇宙、核融合をイメージして制作しました。
混ざりあってぶつかって爆発する、エネルギーの根幹を意識しています。
【混沌】の2つ顔から、本作では顔が3つになり、さらに混沌へ。
色使いは、本展出展作品の中で最も頑張りました。
持っていた顔料をすべて混ぜ、中間色も作りながら制作しました。
とても気に入っている作品のひとつです。
税込価格|82,500JPY
サイズ|H18 x W10 x D9 cm
素材|木 真鍮 顔料(無機/有機)
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彫刻木譚君❲仮❳/峻立(しゅんりつ)
❮ 作家の言葉 ❯
【護柱(まもりばしら)/鎮】と同じように、角がどんどん伸びてくる力のイメージで制作しています。
色塗りは実験的な手法で行っています。
木を削ったあと、まず全体を真っ黒にして固めます。
その上から黒っぽい粘着性の塗料で点を付け、盛り上がりを作ります。
さらに胡粉ジェッソを塗って真っ白にします。
最後にペーパーで削っていくことで、盛り上がった塗料の部分だけが浮かび上がり、独特の色味と質感が生まれます。
角が伸びて力が噴き出してくるという表現と、実験的な着彩の両方を作品の核としています。
税込価格|85,800JPY
サイズ|H30 x W7 x D6 cm
素材|木 顔料(無機/有機) 胡粉 真鍮 貝殻
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彫刻木譚君❲仮❳/翅立(はねたて)
❮ 作家の言葉 ❯
蝶々が止まっているとき、羽を上に立て、左右の羽を重ねて休んでいる状態を「翅立(はねたて)」と言うそうです。本作の角の形がその翅立の様子に似ていると思い、タイトルを付けました。
角の後ろ側は、波のような、あるいはコウモリの翼のような造形にし、これから飛び立つ瞬間を思わせる形にしています。尻尾も上に上がっていて、今にも夜空へ飛び立つようなイメージになりました。
どこか宇宙的なもの、または悪魔的な存在を思わせるような気配も持ち合わせていると感じています。
額の部分には、仏教のお釈迦様の額の形状からインスピレーションを受け、平和や神聖性、第三の目の象徴を思わせる意匠をあしらいました。ここは塗料ではなくアワビの貝殻を使用しており、虹色の輝きが生まれています。
税込価格|80,300JPY
サイズ|H26 x W6 x D6 cm
素材|木 顔料(無機/有機) 真鍮 銅 貝殻
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森の妖獣
❮ 作家の言葉 ❯
森に棲む動物の象徴、あるいは幼い獣や妖精のような存在をイメージして制作しました。
角は鹿、顔や体は番人のような雰囲気など、制作の過程でさまざまな要素が混ざり合っていきました。宮崎駿監督の映画「もののけ姫」に登場する“こだま”のような印象もあるかもしれません。
色味は、レモンイエローからグリーンへのグラデーションが上手くいき、とても気に入っています。
税込価格|16,500JPY
サイズ|H15 x W5 x D5 cm
素材|木 顔料(無機/有機) 真鍮
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小さな稀人/牛面
❮ 作家の言葉 ❯
本展に出展する作品たちの制作を始める前、普段制作している木人のサイズで民族的な作品を作ろうとしていた時期に制作した作品です。
本作のお面には、「何かになりたい」「何かの力を得たい」「何かになりきる」といった意味を持たせています。
【熊面】に関しては、「熊の力を得たい」という意図を込めました。北海道のアイヌ民族にとってクマは神であり、森の王でもあります。
【牛面】については、牛はヒンドゥー教において神聖な存在であることから、オマージュ的な意味合いと尊敬の念を込めて制作しました。
お面というものは、たとえ信仰が失われたとしても、お祭りで売られているヒーローのお面のように形を変えて残り続けます。人々がお面を最初に付け始めたときも、こういった感覚があったのではないかと想像しています。
税込価格|8,030JPY
サイズ|H10 x W4 x D4 cm
素材|木 真鍮 顔料(無機/有機)
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小さな稀人/熊面
❮ 作家の言葉 ❯
本展に出展する作品たちの制作を始める前、普段制作している木人のサイズで民族的な作品を作ろうとしていた時期に制作した作品です。
本作のお面には、「何かになりたい」「何かの力を得たい」「何かになりきる」といった意味を持たせています。
【熊面】に関しては、「熊の力を得たい」という意図を込めました。北海道のアイヌ民族にとってクマは神であり、森の王でもあります。
【牛面】については、牛はヒンドゥー教において神聖な存在であることから、オマージュ的な意味合いと尊敬の念を込めて制作しました。
お面というものは、たとえ信仰が失われたとしても、お祭りで売られているヒーローのお面のように形を変えて残り続けます。人々がお面を最初に付け始めたときも、こういった感覚があったのではないかと想像しています。
税込価格|8,030JPY
サイズ|H10 x W4 x D4 cm
素材|木 真鍮 顔料(無機/有機)























































































































